Webシート

Webシート・アプリケーションを使用すると、エンド・ユーザーは開発者のサポートがなくても、構造化データおよび非構造化データを管理できます。ユーザーは次のことを実行できます:

  • Webブラウザを使用して、Web上でコンテンツを作成および共有します。
  • 階層のあるクロスリンク・ページにWebページを構成できます([[ pagename ]]構文を使用)。
  • データ・グリッドと呼ばれる埋込み機能を使用して、表形式データを作成および管理します。
  • データベース内の既存のデータ構造において、SQLを使用して対話モード・レポートを作成します。
  • チャートまたはレポートとして、ページ内にデータ・グリッドおよびレポート・データを表示します。
  • ページにファイル、タグおよびノートで注釈を付けます。関連付けられたイメージをページ・コンテンツ内にインラインで表示できます([[image: filename]]構文を使用)。
  • ページ・コンテンツを検索します(組込み検索ファンクションを使用)。
  • ユーザーごとのログイン権限、ログイン履歴、アプリケーションの読込み/書込み/管理権限を管理します(認可および認証)。

ページ

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ページのコンテンツがセクションに構成されます。次のセクション・タイプがサポートされています。

  • テキスト: 入力されたテキストを表示します。ここには、インライン・イメージ、インライン・レポート、レポートへのリンク、データ・グリッド、その他のページ、ファイル、外部URLなどを含めることができます。テキスト・セクションはWYSIWIGエディタを使用して管理されます。
  • ナビゲーション: ページまたはページ・セクションを従属する動的に生成されるナビゲーションが表示されます。
  • データ: データ・グリッドまたはレポートに基づくインライン・レポートを提供します。
  • チャート: データ・グリッドまたはレポートに基づくインライン・チャートを提供します。

データ・グリッド

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データ・グリッドは、表形式データ(基本的にWebベースのスプレッドシート)のセットを定義したコントリビュータです。データ・グリッドの構造(列名、データ型および基本検証)を定義するか、スプレッドシートのデータに貼り付けてデータ・グリッドを作成することができます。作成後、時間の経過ともに必要に応じて構造を修正できます。

定義した列の他に、各データ・グリッドには常に標準の列のセットが含まれています。これらには、所有者、作成者、作成日、更新者、更新日、行の順序および注釈(ファイル、ノート、リンクおよびタグ)が含まれています。

データ・グリッドは基本的に編集可能なレポートで、カスタマイズ可能です。ユーザーは、目的の列の選択、フィルタの適用、ハイライトまたはソートを行って、レポート・データのレイアウトを変更できます。また、ブレーク、集計、グループ化、計算および様々なチャートを定義できます。ユーザーはデータ・グリッドの複数のバリエーションを作成し、パブリックまたはプライベートの参照用に名前付きレポートとして保存できます。

「データ」タブの下で使用可能になる他に、データ・グリッド内のデータをページ内のチャートまたはレポートとして含めることもできます。

レポート

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レポートは、アクセス権限があるデータベース・オブジェクトに対する問合せです。レポートを定義するには、単に使用可能なスキーマ内の表またはビューを選択するか、業界標準のSQLを使用してより複雑なものを作成します。

データ・グリッドと同様に、レポートはカスタマイズ可能です。ユーザーは、目的の列の選択、フィルタの適用、ハイライトまたはソートを行って、レポート・データのレイアウトを変更できます。また、ブレーク、集計、グループ化、計算および様々なチャートを定義できます。ユーザーはレポートの複数のバリエーションを作成し、パブリックまたはプライベートの参照用に名前付きレポートとして保存できます。

「データ」タブの下で使用可能になる他に、レポート内のデータをページ内のチャートまたはレポートとして含めることもできます。

注釈

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ページまたはデータ・グリッドの行に、次の注釈を含めることができます:

  • ファイル: ダウンロード用またはセクション・テキスト内にインライン・イメージとして表示するためのアップロード・ファイル
  • ノート: コンテンツ固有の明確で通常一時的なノートを含む
  • タグ: 検索時に支援するタグを含む
  • リンク: データ・グリッドの行のURLリンクを含む

アクセス制御

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管理者は、次の認証メカニズムのいずれかを指定して、Webシート・アプリケーションにログインできるユーザーを制御します。

  • パブリック・アクセス(認証なし)
  • Application Expressアカウント
  • Oracle Single Sign-On
  • LDAP
  • カスタム

アプリケーションにログインしたら、ユーザーのアクセスは割り当てられたロールによって制御されます。サポートされているロールは次のとおりです。

  • 管理者
  • コントリビュータ
  • リーダー